青いビンの底

私の、誠実さ(に近いもの)になりうる手段

ノンタイトル

いい加減内部の空洞を凝視することに飽きてしまった。

 

いや、本当はとっくに飽きていたのだが、明るいところを見ることによる眩しさに怯えていたのかもしれない。

 

先程、今日一日における咳止めのビン3つ目を消費した。

 

これで最後だと思うたびに、思い切った量を飲んでしまうのだ。

 

何も変わってないじゃないか。

いい加減自分の愚かさを直視せざるを得ない状況になってきた。

そろそろ笑えなくなってきた。

 

それに、クリーンな状態になってからやりたいことや、会いたい人がいるのだと気づいた。

酩酊の中にあっても、そのことを感じ取ることができたのは、光明と言っては大げさだとしたら、何かがぱちんと爆ぜる音、とでも言おう。

 

飽きたし、疲れたし、不安だし、悔しいし、虚しいのだ。

底を打ったなどと考えてはいけない。

人間は、もっと、どこまでも墜ち続けられてしまう存在だ。

生きる力とは即ち浮力だ。

それが積極的か消極的かは問題ではない。

 

そして、大切なのは意思を持つことだ。

 

僕はこれから、ずっと付きまとう堕落の誘惑に抗わなければならない。

 

だから、これからはこの日記はやめるために書きたい。

もっと人間らしく生きるために。

 

きっとまだ終わりなんかではないはずだ。